薪ストーブの暖かさはたくさんある他の暖房器具と全く違います。何がどう違うのか、薪ストーブの導入の決め手となったその特徴である輻射熱についてお伝えします。薪ストーブがあるだけで、寒くて身体が縮こまってしまう冬も活動的になれますよ。是非体感してみて下さい。
薪ストーブから出る輻射熱で身体が温まることが良いわけ
温まった薪ストーブ本体から発せられる輻射熱は、たとえ離れていても、人の皮膚自体を温めてくれます。身体がじんわり温まり、やがて血流もよくなり、ぽかぽかと心地が良いです。また、建物の壁や床、天井などは蓄熱作用があるものが多く、お部屋の中にも暖かさが伝わっていきます。さらに薪ストーブは、その温まり方により自然と対流が起こりそれが長い間持続するので、薪をくべるのをやめてもお部屋がしばらく暖かいままです。結果的に、身体が自然と長時間ぽかぽかしているので、ゆったりとリラックスできます。
そもそも熱はどう伝わっていくのか
熱の伝わり方には3つあります。それぞれの特徴についてお伝えします。
1.熱伝導
2.対流
3.熱放射(輻射)
1.熱伝導について
物質が接しているときに、熱が伝わっていくことを言います。フライパンやお鍋を温めると、少しずつ温まっていくのは熱伝導によるものです。
暖房器具:ホットカーペットや湯たんぽ
直接身体に触れることで温めてくれます。
メリット:直接触れるため、暖かさが伝わる。
デメリット:触れたところだけが温まる。ホットカーペットや湯たんぽから離れると冷たい。
2.対流
温度の違いによって空気や液体が動くことを対流と言います。暖かいと軽いため上の方へ、冷たいと重いため下の方へ行き、熱は動いています。
暖房器具:エアコンやファンヒーター
対流を強制的に起こして室内を暖めてくれます。
メリット:エアコンなどのスイッチを入れるとすぐに室内が暖かくなる。
デメリット:エアコンなどのスイッチを切ると、対流が起こらなくなるため冷えやすい。
3.熱放射(輻射)
温められたものから放出された赤外線によって、空間を伝わって物質が暖かくなることを言います。
暖房器具:薪ストーブ、ハロゲンヒーター
メリット:一度暖かさが放出され始めると、暖かさが長い時間続く。
デメリット:遠赤外線を放出する薪ストーブ自体が温まるのに時間がかかるため、身体が暖かく感じるまでに時間がかかる。
最後に・・・
薪ストーブの暖かさは輻射熱によるものです。薪ストーブから放出される熱が直接人の身体を温めてくれます。あまりの心地よさに、寒い冬が待ち遠しくなりますよ。
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