薪ストーブを楽しむのに、安定した炎は欠かせません。
その炎を作るには焚き付け作業が必要です。
燻らせたりすることなく焚きつけがスムーズにできるようになると、お部屋を暖めるのにかかる時間も短くなり、ゆったりと薪ストーブライフが楽しめます。
焚き付け用には、農家さんが剪定した小枝を利用すると便利で費用もかからないのでおすすめです。
焚きつけ用は小枝がおすすめ
焚きつけ用には小枝がおすすめです。
らくまき庵では、梨の木の剪定作業で出た小枝をいただいて使っています。
乾燥も早く、3月に集めた小枝をその年の冬から使うことができました。
小枝集めについて
小枝の剪定は果実の生育を左右する大切な作業です。
時間との勝負のような雰囲気でバタバタと作業されているので、邪魔にならないように気をつけながら畑で集めさせていただきました。
通常、足元に枝があると畑作業に支障をきたすので、すぐに燃やしてしまうそうです。
「自分で集めますっ!短時間でやりますっ!」と頼み込んで快くわけていただきました。
小枝の切り揃え作業
畑で小枝の長さを切りそろえるには時間がかかり、場所をとるので、一旦軽トラで屋根付きの別の作業場に移し、切り揃えの作業をしました。
小枝なので、少し時間がかかります。
週末の作業で、1日5時間ほど、いただいた小枝を切り揃え袋詰めするのに1ヶ月くらいかかりました。
農家さんのご厚意で、3年分ぐらいの焚きつけ用の薪を確保できました。
小枝を切り揃えるのに使った道具は便利な千吉 ミニ太枝切鋏です。
小枝を太さで選別
焚きつけ用は、通常使う太い薪を小さくなるまで薪割りして作る方法が一般的かもしれません。
ところが、剪定作業で出た枝のようなもともと細い小枝なら、斧を振る必要がありません。
また、細い枝、中くらいの枝、太い枝、と選別して袋詰めしておくと、焚きつけで使うときに炎に合わせて順番に使うことができ便利です。
小枝で焚きつけ用薪の作り方
小枝で焚き付け用の薪を作るのはとても簡単です。
薪ストーブに入るように切りそろえるだけです。
長さは30~40cmと、お持ちの薪ストーブの大きさに合わせて入る長さに切るのがポイント。
ちなみに、らくまき庵のヨツールF500は、55cmまでの薪を投入することができる機種です。
小枝は木の皮を剥ぐ必要なし
小枝の木の皮を剥ぐ必要もありません。
木が乾燥してしまう前に切り揃え作業をするのがコツです。乾燥してしまうと木が硬くなり、切るのに余計に力が必要になってしまいます。
切り揃えた小枝を土のう袋に入れ、薪棚で保管しています。
焚き付け用の小枝の保管方法
小枝は保管するのに少しコツが要ります。
そのまま薪棚に積むと軽いため、風でバラバラと飛び、散らかります。
たとえ紐で縛っても、細すぎて抜け落ちてしまいます。
そのため、まとめやすい土嚢袋で保管するのが最適です。
焚きつけ用として使うときは、袋のまま宅内に運ぶことができるので便利です。
ただ、土のう袋は紫外線に弱く、パラパラとクズが出るようになりますので、1~2年の保管用と考えてください。
いくつかクズが出るようになってしまったので、その分は、新しい土のう袋に入れ替えて室内に運んで使っています。
焚き付け用の薪も忘れずに
薪集めをするときに、焚きつけ用の細い薪は忘れられがちですが、薪ストーブスタート地点に使う大切な薪です。
薪集めでは、焚きつけ用も含めて探しましょう。とにかくお声がけですね。
新築の場合は、現場で出た、カンナ屑なども使用できましたよ。
薄いのですぐに消えて無くなりますが・・・
最後に・・・
焚き付け用の材料は農家さんの剪定で出た小枝が便利です。
剪定された枝は、農家さんとしても邪魔になるだけで、燃やしてしまいます。
もともと細い小枝は斧で割る必要もありません。
また、乾燥も早いため3月に集めて切り揃えておけば、その年の冬には焚き付け用として使えます。
薪集めと一緒に、小枝も忘れずに。
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