薪ストーブは一度着火すると、簡単に消すことができません。その点をうまく活かして暖かいお部屋を保ったままベッドに向かうことができます。なんと翌朝もほんのり暖かいお部屋のままです。薪ストーブ本体や煙突のメンテナンスもしっかりと行って安心して冬を楽しみましょう。
薪ストーブにはスイッチがなく、簡単に消すことができない
薪ストーブには、エアコンやファンヒーターなどにあるスイッチがありません。取り扱いには少しだけコツが要ります。薪ストーブ炉内でまだまだ薪が燃えている状態でその場を離れる時は・・・
給気口を全開にして空気を炉内にしっかり取り込める状態にしておくのがポイント
空気があれば燻らず完全燃焼でき、薪がなくなれば自然に燃え尽きます
薪ストーブの取り扱いに慣れてきたら給気口を少し絞って燃焼スピードを緩やかにするのも長時間暖かさを楽しめていいかもしれません。
消したい時に気をつけること
薪ストーブを消す作業は、通常の消火のイメージとは違います。ここでは、消したいと思った時に、気をつけることをお伝えします。
1.薪ストーブ炉内に水をかけない
外で焚き火をした時などは、最後に水をかけることで消火が完了しますよね。薪ストーブにおいては、水をかけてしまうと故障の原因となります。薪ストーブは蓄熱効果が高いので、無理に消そうとして急激に温度が下がってしまうとひび割れてしまうこともあります。
2.一度薪ストーブ炉内に投入した薪を取り出さない
出かけるから、と一刻も早く消したいと思い、まだ火が燃え移ってなさそうだからと外に出さないでくださいね。思った以上に燃え移っていて、薪ストーブの外で燃えている薪を見ると慌ててしまいます。
3.完全に薪が燃え尽きて薪ストーブ本体の温度が下がるまで、炉内の灰を取り出さない
薪が燃え尽きた炉内を覗くと、静かに見えますが、灰を掘ってみると、まだまだ赤い時が多々あります。灰もしっかりと冷えてしまうまで待つと安心です。薪がなくなってしばらくすると灰や薪の量にもよりますが、自然に消えていきます。
4.薪ストーブのお手入れは薪ストーブ本体の温度が完全に下がってから行う
まだほんのり暖かいうちに薪ストーブの扉を開けてお手入れをしようとすると、炉内に空気が入ってしまい燃え始めることがあります。また、煙が室内に逆流してしまうことにも繋がります。本体に触れれば火傷の原因にもなりますので、冷えてから行いましょう。
最後に・・・
薪ストーブの蓄熱性を活用して、薪を焚べるのをやめた後も長時間暖かいお部屋を保つことができます。寒い冬は、朝起きるのが辛いですが、薪ストーブライフを送っているとその辛さが無くなりますよ。
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