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二次燃焼

薪ストーブの二次燃焼の仕組み。部屋が暖かくならない!の解決

薪ストーブの中の薪がしっかりと燃え始めると、一緒に煙(可燃ガス)も出てきます。
この出てきた煙を燃やすこと=二次燃焼 です。
薪ストーブは二次燃焼状態になることで初めて薪ストーブの性能を発揮します。

二次燃焼とは?

薪ストーブは、火をつけた瞬間から、炉内の状況がコロコロ刻々と変わっていきます。
薪を燃やしていくと100℃以上で水分が蒸発し始め薪が乾燥してきます。
そのまま燃やし続けて180℃を超えてくると、可燃ガス(煙)が発生し始めます。
さらに燃やし続けて250℃を超えてくると可燃ガスが放出され、炉内に薪を投入すると、楽に引火する状態となります。
さらに600℃以上で煙(可燃ガス)が燃え出します。これが二次燃焼です。

一次燃焼(着火してすぐ、焚き始めの燃焼のこと)の3要素

1可燃物(燃料) 薪
2熱       炎
3空気(酸素)  一次燃焼用の空気

この3つがうまくいくと完全燃焼へと進み、煙少なく燃焼させることができます。

二次燃焼の3要素

1可燃物     煙
2熱       熾火
3空気(酸素)  二次燃焼用の空気

それぞれの燃焼は3つが揃って起こります。

二次燃焼を可能には熾火状態が必要

始めの頃は、何も考えずただひたすら薪をくべていましたが、慣れてくると薪が燃えてできる熾火の大切さがわかるようになってきました。
できるだけ煙を出さないようにするには、この二次燃焼がうまく行われるようにすることが大切になってきます。
煙(可燃ガス)を燃やす二次燃焼を可能にするためには、熾火が必要です。
いくら大切な薪だからといって、炉内へ投入する薪を節約しすぎると、出来上がる熾火が少なくなってしまいます。
新たに薪を投入する時には、前の回に投入した薪が熾火として活躍してくれるわけですが、前の回での薪の投入量が少ないと十分な量の熾火ができません。

細い口から一ヶ所に風を当てることができるため、消えそうな熾火の状態で薪を追加した時役立つこんなものもあります。

最後に・・・

二次燃焼させるためには、炉内が600℃以上であることが重要となってきます。
少ない熾火ではその温度を保つことができず、そこへ新たな薪をくべた場合、結果的に温度が下がっていき、煙が出てくすぶってしまいます。
それでは、炎を楽しむどころか室温も上がらず、寒い思いをすることになってしまいます。

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プロフィール

らくまき庵にお立ち寄りいただき
ありがとうございます。
2016年11月11日
ヨツール・オーナーズ・トレーニング修了

2016年冬からヨツールF500と暮らしています。

薪集めに不安を抱きつつも
ゆったりとしたイメージの薪ストーブライフへの
憧れから設置しました。

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