薪ストーブを安心して楽しむには、いい薪が必須です。
いい薪とは実はよく言われる広葉樹か針葉樹か以前に、しっかりと乾燥しているかどうかがポイントです。
薪を見て触って、乾燥具合がわかればいいのですが、難しい。
何と、含水率計を使えば一瞬で薪の乾燥具合が分かってしまいます。
含水率計とは
薪ストーブの炎のゆらめきは、ただぼーっと眺めているだけで癒されます。その炎を作り出してくれるのが薪です。
その薪のパワーを最大限に活かすためには、乾燥具合をしっかりと見極めて大切に使っていくことが重要です。
良い薪とは含水率で決まる理由
通常樹木は生木の時で約50%程の含水率です。薪として使用するには約20%程度(できれば約17%)まで乾燥させる必要があります。
水分を含んでいると、水分を蒸発させることに熱が奪われ、炉内の温度が上がるどころか下がっていってしまいます。
ジュワジュワと水が出て、挙句、くすぶってしまいます。
良いことなしです。
含水率計の使い方
含水率計は、樹木の乾燥具合を簡単に計ることができます。
(樹木に含まれる水分の割合を測定することができる)
本体の保護キャップを外すと、先の尖った2本の棒が付いています。
棒を薪に刺すだけです。
すると一瞬でデジタル画面に含水率が表示されます。
らくまき庵では、ダッチウエストジャパンの含水率計を使っています。
デジタル画面には、数字とグラフが同時に表示されるので分かりやすいです。
最後に・・・
針葉樹か広葉樹かでその使い方を区別することも大切ですが、それよりも何よりも薪として使う際には含水率に気を配る。
燻ぶってしまい、煙だけで火がなかなかつかないというのでは薪ストーブを楽しむどころかストレスになりますよね。
さらに、乾燥していない薪は、ストーブを痛めてしまうことにもなりかねません。
しっかりと乾燥した薪を使うようにしましょう。
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