薪ストーブ選びは、どんな目的で使いたいかで決まります。暖房の主役として使うのか、炎を眺める為の補助暖房としての調度なのか。鋳鉄か鋼板か、輻射式か対流式か。エアータイトかオープンかは性能だけではなく見た目の好みにもなってきます。たくさんありすぎて難しいですが、この機種選びも楽しさのひとつでもあります。幸せな薪焚き人生は機種選定からすでにスタートしているのです。
薪ストーブの機種選びのポイント
たくさんありすぎて迷ってしまいますが、らくまき庵では、暖房の主役として、そして炎のインテリアとして設置したい、とその夢は日を追うごとに膨らんでいきました。
1.どんな素材がいいか
・鋳鉄:どっしりとした重厚感があるデザインのものが多い。
はじめなかなか暖まりにくいが、一旦暖まると蓄熱性があるため火が消えても冷めにくい。
・鋼板:加工しやすく、すっきりとしたデザインのものが多い。
すぐに暖まりやすいが、素材が薄いので蓄熱性があまりなく、火が消えると冷めやすい。
・石:高級感があるデザインのものが多い。
はじめなかなか暖まりにくいが、一旦暖まると火が消えても冷めにくい。
2.どんな暖房方式がいいか
・輻射式:薪を燃やすことで、薪ストーブ本体が高温になり、その熱がお部屋全体に伝わって暖めていく。
・対流式:薪を燃やし暖め、薪ストーブ内に作られた空間に空気を取り込んで暖めた空気と対流させていく。
暖まった空気を上部から出すことでお部屋を暖めていく。
・開放式:暖炉のように扉がないため、薪を燃やすことで得られる熱がすぐ煙突から出て行ってしまう。
主に、炎を楽しみたい人向け。
3.どんな燃焼方式がいいか
・クリーンバーン方式:難しい操作がなく簡単に扱える。一次燃焼二次燃焼を同じ炉内で行う。
・触媒方式:一次燃焼で出たガスを触媒を通すことで二次燃焼させ、きれいな空気にして出す。
触媒は交換が必要。
4.薪ストーブ料理をしたいかどうか
・炉内を使ってオーブン料理を本格的に楽しみたい:クッキングストーブ
・やかんでお湯を沸かしたり、時々天板で煮込み料理をしたい:輻射式ストーブ
結局何を選んだか
初めての薪ストーブなので、薪ストーブ文化が根付いている北欧のものから選びたい、と考えました。結果ヨツールF500を設置。正面扉のデザインが特徴的で、全体的にとても重厚感があります。前面扉が大きく、炎のゆらめきを楽しむことができます。
最後に・・・
薪ストーブを選ぶ際、薪ストーブで何を得たいのか、がとても大切ですよね。らくまき庵では、ヨツールF500を設置しました。薪をくべて火をつけて、ゆらゆらとした炎を眺めながら、身体はじんわり温まる。そんな暮らしを思い描いた時に、鋳鉄・輻射式・クリーンバーン方式・料理は時々=ヨツールF500。本当に大満足です。
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