使いやすくてわかりやすいというのはどんな道具でも大切な要素だと思います。
薪の水分量を簡単に表示してくれる含水率計はとても便利。
らくまき庵で使っているおすすめの含水率計は、ダッチウエストジャパンのMD-826です。
ダッチウエストジャパン「MD-826」
これまで、薪がしっかり乾燥したかどうかを確認した上で使うというよりは、乾燥していそうな木材や薪を薪ストーブに入れては燃えない、入れては燃えない、を繰り返しながら勘を掴んで乾燥具合が分かるようになりました。
薪の性能を最大限に引き出すためには、その含水率が重要なのはおわかりの通りです。
らくまき庵で使っている含水率計はダッチウエストジャパンのMD-826です。
二本の針のようなセンサープローブを薪に挿して使うタイプで、グラフ付き液晶表示、重さも125gととても使いやすく、簡単なのが気に入っています。
携帯できる大きさってのが良いですね。
MD-826スペック
表示:グラフ付き液晶表示
測定範囲:3.0% ~ 40.0%
電源:9V角形乾電池1個
サイズ:W65×D30×H125mm
重さ:125g(乾電池含む)
使い方が驚くほど簡単
本体の電源を入れ、オレンジ色の保護キャップを外し、中に入っている2本のセンサープローブを薪に差し込むだけです。
何箇所か計ってみてくださいね。
HOLDボタンを押すことで測定値を固定して表示可能
薪にセンサープローブを差し込んで、その都度読み取るのは大変ですが、測定値をボタン1つで固定できます。
数字とグラフが同時に表示されるため、一目で測定値を認識可能
時計で言うと、針を読む時と、デジタル表示された数字を読む時と、その時々によって、見やすさがかわりますよね。
MD-826は、数字とグラフどちらも表示されるので、分かりやすいです。
電池が無駄にならない機能がついている
電源ボタンが何かのはずみで勝手にONにならないように、3秒程長押ししないと電源が入らないようになっています。
はじめはそれがわからず、初期不良品かな?と思ってしまいました。何とも親切な機能ですよね。
電池が無駄にならない。反対にOFFは1度押せば完了です。
また、自動電源OFF機能も付いています。15分間使用しないと電源が切れます。
電池の低残量が分かる
電池の残量が少なくなると、電池の絵が表示されます。交換時期が分かりやすいです。
電池の入れ方が分かりやすい
普段あまり使わない角形電池を入れ間違えないように、間違って入れられない作りになっていて安心です。
さらに、入れる穴には電池の絵も付いています。
含水率を実際に測ってみた
ずっと含水率計を使わずに薪の乾燥を見極めていましたが、ふと、実際に数値で乾燥具合を計ったらどうなんだろう、計ってみたい!と思うようになり、購入しました。
らくまき庵には薪棚が2箇所あります。より乾燥している薪をシーズン中使う用として勝手口近くの薪棚に保管しています。
ちなみに、広葉樹は、玉切りしてしばらく置いているうちにものすごく硬くなり、割ることができなくなります。
薪の中心部分はもう少し水分を含んでいると思われますが、割って確認することができません。
そこは、すでに掴んでいる勘でカバーします!
勝手口近くの薪棚の薪
4.5%でした。
2年以上乾燥させている薪なので、やはりとても硬く、割ることができませんでした。
中心部分はもう少し水分を含んでいると思われますが、割れないので少し樹皮をはいで測ってみました。
今年切ったばかりの薪を置く駐車場横の薪棚の薪
玉切り切断部の表面は5.2%でした。
玉切りして半年経ちますが、太い薪ならまだ水分量が多く薪割り可能かもしれない!と直径約20cmの薪の薪割にチャレンジ。
なんと割れました!
薪割し、中心部分を測ってみるとなんと18.7%でした。
割ったもう半分側は18.1%
これまで薪作りは、玉切りし、長さを切り揃えるだけで薪割りはせずに薪棚で1年以上乾燥させた
ものを薪ストーブに投入していました。
今年玉切りしたばかりの太い薪の中心部分の含水率が約18%ですでに薪として使用できるくらい乾燥しているなんて!!
数値として確認できたことで今後は、乾燥不足による不完全燃焼なんて怖がることなくより安心して薪ストーブに薪を投入することができます。
薪ストーブライフをゆったり楽しみながら日々の経験の積み重ねで掴む薪の乾燥具合。
楽しみながら、時々自分の勘が合っているのか試しに是非測ってみて下さい。
時々建築屋さんにいただく建材
3.5%でした。
建築資材は、もともと乾燥させてあるので、乾燥具合はバッチリですね。
長期間室内で保管している薪(室内に飾りのように置きっ放し!)
5.8%でした。
焚きつけ用の枝
17.5%でした。
最後に・・・
らくまき庵で使っている薪は梨の木中心なのですが、色々と試した結果、乾燥期間1年くらいでもしっかりと燃えてくれることが分かりました。
乾燥中は、玉切りして棚に積んでそのままです。薪割り作業はしていません。
梨の木は、太さがちょうどよく、10cm以下のものが多いです。
長さだけ薪ストーブに入るように揃えて切っておけば、薪割せずにそのまま薪ストーブに投入できるんです。
薪の乾燥具合の観察は慣れてくると楽しくなりますよ。
薪棚を日々眺めながら、お!もうこれは今シーズン使えるかも?などと考えるのもワクワクします!
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