薪ストーブ設置を決めたら、ワクワクしながら考えることの一つに、薪棚計画があります。
薪ストーブは燃料の薪がないことには残念ながら使うことができません。
たくさんの薪があれば、ゆったりとした薪ストーブライフを送ることができます。
薪ストーブの設置場所を含めた家造りと並行して薪棚設置は初期段階に計画した方があとあと楽チンです。
薪棚設置は建築屋さんのアドバイス
「薪ストーブを使うにはね、薪が必ず要るんだけど、保管するのに薪棚があったほうが断然便利だよ」と建築屋さんのアドバイス。
薪ストーブを設置するというだけでもワクワクして舞い上がっていました。「何とかなるだろう」と簡単に考えてもいました。
薪ストーブ設置を後押ししてくださったのは、建築屋さんなのですが本当に頼もしい。
はてさて、薪棚とは何ですか?からのスタートでした。
乾燥させている期間の薪を眺めて楽しむ
薪ストーブを設置する、と決めた途端、煙突屋根が目につくようになってきます。日頃気にも止めなかったものに対して急にピントが合ってくるからかもしれません。
(あら、最近薪ストーブ設置のお家が増えたなぁ)と感じるくらいに見えてくるのでびっくりです。
そこで見かける、それぞれのお家の薪の保管方法。
(おー!かっこいい)というものから、(あら、こんな風に転がしとけばいいのかな、散らかってないかい?)というものまで様々。
それぞれの薪ストーブライフがそこにあります。どうにか参考にしたいと思っても何が正解かさっぱりわかりません。
「薪はね、薪棚を作って積んでおくでしょ。そうすると、乾燥させている時も、いい雰囲気を演出してくれるんだよー。
薪はしっかりと乾燥させないと使えないんだけど、乾燥するまでに、そうだね、1年か2年くらいはかかる。その間、飾りになったらいいでしょ。
邪魔だな、と思いながら暮らすより、あ? 早く乾燥しないかな、数年後の冬が楽しみだな、て思えてくるなんて、豊かな暮らしだと思わない?」と建築屋さん。
手取り足取りとはまさにこのことです。ヒヨコもヒヨコ、いや、卵!
よくぞ根気強く、卵に対していろんなアドバイスをくださったなー、と思います。
ただ積んで保管しておくだけでなく、楽しい薪ストーブライフを演出してくれる薪棚・・・
想像しただけでワクワクが増しました。そんなところ、これまで見かけたお家にはなかった!
薪棚を設置するメリット
薪棚があれば、時間をかけて薪をゆっくりと乾燥させることができます。しかも、薪を眺めて楽しみながらです。
敷地内に薪を取りに行く場所があれば楽です。
可能であれば、シーズン中使う分とプラス1年分くらい乾燥させるためにおいておける薪棚が便利です。
らくまき庵では当初、すぐ取りに行くことができるようにと、勝手口近くにだけ薪棚を設置する予定でした。
建築やさんと話しあう中で、もっと薪を保管できた方が便利では、ということになり、駐車場スペースにも設置しました。
2年分くらいストックできています。
薪棚を設置するデメリット
たくさん作りすぎると、ゴミゴミしてしまいます。圧迫感も出ます。それに、不思議なもので、薪棚が空っぽだと、あっ!薪集め足りていない、頑張らなくては!と無意味に気負ってしまいます。
気楽に薪ストーブライフを送っているので、薪集めに追われたくはありません・・・
薪棚は、棚というだけあって、確実に場所をとります。一番大切な生活スペースをしっかりと確保した上で薪棚を設置することが重要です。
薪棚が多すぎても、空っぽならスペースが無駄になってもったいないですよね。
薪棚が塀代わりに:思わぬメリット
当初、そこまで考えていなかったのですが、薪棚が完成して、実際に薪を棚に積んでみると、簡単な塀代わりになっていることに気がつきました。
らくまき庵はオープンな空間にありますが、だからといって全体を塀で囲ってしまうと圧迫感があります。
そんな時にこの薪棚が大活躍!
空いた駐車場スペースで薪作り作業をしていますが、外から丸見えにならず、作業に集中できます。
最後に・・・
薪棚を設置して本当によかったです。
薪棚の場所、おくことができる薪の量、どちらもバッチリでした。
家造りと並行して薪棚も計画したことで、後から、薪棚がない!どうしよう、どうやって作る?どんな棚がいいの?家のデザインとのバランス・・・どのくらい必要なのか、などの悩みなし。
数年前から薪ストーブ暮らしをしていたのかな、というほど自然にスタートを切ることができました。
薪ストーブ生活をしながら、何かが必要になれば自分で少しずつ作っていく楽しみもありますが、そこは気楽に薪ストーブ暮らしを送りたいらくまき庵・・・薪棚がなかったらどうなっていたことかと思います。
きっと今でも雨ざらし、大切な薪だというのに、駐車場など空いた場所に転がしてしまっていたことでしょう・・・。
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