薪ストーブの楽しみは、心地よい暖かさはもちろん、正面扉から見えるダイナミックな炎もそのひとつ。
刻々と表情をかえる炎を余すことなく堪能するための、ガラス扉のお手入れ方法についてお伝えします。
輝くオーロラの炎を楽しめますよ。
全面扉のガラスのお手入れ
薪ストーブ内でメラメラと燃え上がる炎はパワフルで、見ていて活力が湧いてきます。
一方、炎が落ち着いた熾火状態は、ゆったりとしていて癒されます。
ガラス扉をピカピカにして、薪ストーブ炉内の炎のさまざまな表情を是非楽しんでみてください。
ガラス扉の汚れの原因
ガラス扉に付くのは何?
ガラス扉が曇ってしまう。正体は煤(スス)です。
よく乾燥していない薪を使ってしまうと、薪に含まれる水分が多く、燃焼時に熱が奪われ、不完全燃焼を起こしてしまいます。
その時に燻らせることで出る煤が、薪ストーブ炉内に充満し、前面のガラス扉に付着してしまうんです。
また、薪の組み上げかたがうまくいっていないと、燃えている途中で、突然ゴロンゴロン!と炉内で薪が転がる音がすることがあります。
その薪が、ガラス扉近くまで転がって燃え始めると当然汚れます。
薪が転がってしまうと、汚れの心配だけでなく、薪がガラス扉に当たって衝撃が加わってしまうので、できるだけ扉から離れたところで燃え続けるように薪をくべていってください。
ガラス扉の汚れ具合から、よく乾燥した薪を使っているか、うまく二次燃焼させられているかなどを知ることもできます。
煤で真っ黒になってしまうと、せっかくの炎が見えなくなり楽しみが半減してしまいます。
お手入れ方法
準備するもの
・薪ストーブ用ガラスクリーナー
・サランラップ
・キッチンペーパー
・ゴム手袋もしくは軍手など
火傷や室内へ煙の逆流を防ぐため、ガラス扉のお手入れは、薪ストーブ炉内の火が完全に消えてから行ってくださいね。
(本体が少しあったかいくらいなら大丈夫です)
1.薪ストーブの前面ガラス扉を開く。
2.ガラスクリーナーで磨く編:サランラップを丸めてガラスクリーナーを少量付け、ガラス扉全体になじませる。
炉内の灰で磨く編:キッチンペーパーを濡らし、炉内の灰を少量付け、ガラス扉全体になじませる。
3.キッチンペーパーで全体を乾拭きしてお手入れ完了です。
らくまき庵では、専用のガラスクリーナーをサランラップに付ける方法でお手入れをしています。
キッチンペーパーを濡らして灰を付けて汚れを落とそうとすると、キッチンペーパーが汚れを吸い込み、すぐに真っ黒になって、挙句、何カットも必要になるんです。勿体無い・・・
(灰の場合はガラスクリーナーが要らない利点はありますね)
最後に・・・
サランラップにガラスクリーナーを付けてのお手入れなら、サランラップがガラスクリーナーを吸い込むことがありません。
丸めた1つのサランラップで全体に馴染ませることができるので、サランラップもガラスクリーナーも少量ですみます。
簡単で、5分もかかりませんので、是非こまめにガラス扉を磨いてみてくださいね。
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