薪ストーブを安全に永く使い続けるために必須の煙突掃除の方法についてお伝えします。日頃薪ストーブを使用する時、煙突内部が見えないため汚れているかどうか気にならないかもしれませんが、煙突には自動お掃除機能はついていません。何もせず放置すると危険です。
煙突のお手入れ方法
1.お掃除セットを購入し、自分で行う方法
・自分で屋根に登って、煙突の外からお掃除する
・室内の薪ストーブ側から屋根の方向に向かってお掃除する
2.業者さんにお掃除を依頼する方法
・煙突お掃除セットは購入せず、薪ストーブを設置していただいた業者さんにお掃除を依頼する
お掃除セットを購入し自分で行う方法
煙突掃除をするには、専用の道具を揃える必要があります。自分でお掃除を行う時も、実際に一度は業者さんから教わっておくとと安心ですね。
基本の煙突掃除道具
道具の名称 | 価格 | 詳細 |
---|---|---|
ポリプロピレン・ブラシ | 約5,000円 | 煙突の内径に合わせて準備。ブラシ部分は樹脂製なので、煙突に傷がつきにくい |
ロッド用アダプター | 約1,300円 | ロッドとブラシを接続するための部品 |
ロック式ロッド | 約3,000円/1本 | 1本1mのため煙突の長さに合わせて準備 |
煙突掃除用の袋 | 約5,000円 | 室内で煙突の端につけ内部の汚れを落とし込むための袋 ※ゴミ袋でも代用可能 |

煙突下端にビニールをつけて煙突内部の汚れを落とし込みます
ご自身の安全のための道具
・ヘルメット
・ゴーグル
・安全ベルト
・はしご
・手袋 なども準備しましょう

煙突トップを外したら煤で屋根が汚れないように袋に入れてお手入れを
薪ストーブ設置を依頼した業者さんにお掃除を依頼する
らくまき庵がお世話になっている業者さんのメンテナンス費用は約3万円です。煙突掃除、薪ストーブ炉内の点検、薪ストーブのポリッシュをしていただけます。らくまき庵は平家ですがそれでもとても高いと感じる屋根に登り、バランスを取りながらブラシで煙突のお手入れをすることを考えたら、プロの業者さんに薪ストーブ本体のメンテナンスも含めてどんとお任せするのも1つだと思います。
煙突掃除オススメの時期
煙突掃除を含めた、薪ストーブのメンテナンスは、薪ストーブシーズンが終わってすぐの、春がオススメです。というのも、薪ストーブに何らかの不具合を発見し、部材の取り寄せなどが必要になった時、輸入品であることが多い薪ストーブは入手するのに時間がかかることもあります。翌シーズンをまた最大限に楽しむためにも、なるべく早くメンテナンスを行っておくほうが安心ですよね。

煙突掃除と併せて薪ストーブ本体のメンテナンスも。周りが汚れないように養生
煙突掃除は出た灰の量で日頃薪ストーブをどう使っているかがわかる
煙突掃除は、出た煤の量で日頃どんな風に薪ストーブを使っているかがはっきりとわかるので、テストの答え合わせのようなものです。感覚ではなく、煤の重量としてはっきり数字で答えが出るので、お掃除をするだけでなく、その答えをもとに、今後どのように薪ストーブを扱って行けば良いのかがわかります。

煙突掃除で出た灰。灰をじっくり観察し、量と色を確認することが大切。
薪ストーブの焚き方、使用している薪の乾燥具合によって、煙突掃除から出てくる灰が変わるので、灰は捨ててしまわずに、観察してみてください。
1リューベ10g~20gの煤で、煤が黒くてサラサラ、少ないのが理想です。しっかり乾燥した薪を使い、炉内に十分な空気が取り込まれ、ドラフトがしっかり起こっている証拠です。反対に、大きな塊や粒子が粗いもの、粘着性のあるものは薪がしっかり乾燥されていないまま焚かれていたり、空気が空気調節レバーで絞られすぎて足りず不完全燃焼を起こしている証拠です。また、灰色だったり、量が極端に少な過ぎると過燃焼気味です。らくまき庵では、3年使用して初めて煙突掃除を依頼しました。出た煤は黒くてサラサラ25gでした。1シーズン2リューベほど使用するので、計算するとらくまき庵は、1リューベ使用に対し、出た灰の量は4gちょっとということになります。灰が少ないことは、煙突から匂いが出ていないことも意味します。薪ストーブ扱いテストに合格ですね、今後もしっかりと煙突内部のことも考えつつ焚いていきます。
煙突掃除がなぜ必要か
シーズン中、薪ストーブを使っていて、しっかり燃え、室内が暖まり、と何も支障がないから大丈夫と軽く考えてしまうかもしれませんが、煙突掃除は必ず行いましょう。
1.汚れが溜まると煙道火災に繋がる
2.ドラフトが上手く機能しなくなる
1.汚れが溜まると煙道火災に繋がる
煙突内部の掃除をせずに薪ストーブを使い続けると、煙道火災を引き起こす可能性があります。煙道火災とは、煙突内部に付着したタールに引火し、煙突内部が燃えてしまうことです。一度引火してしまうと、内部は1000℃以上にもなり簡単に消すことができないため、日頃のお手入れはとても重要です。

屋根から見た煙突内部掃除前
2.ドラフトが上手く機能しなくなる
薪ストーブの燃焼は、煙突によって、ドラフト(上昇気流)を発生させることで安定していきます。煙突内部にタールが付着していると、空気の通る道が狭まりドラフトが起こりにくくなります。
最後に・・・
薪ストーブのメンテナンスの時には、煙突も忘れずに行いましょう。しっかりメンテナンスをしておけば安心して薪ストーブを使うことができます。薪ストーブは室内で炎を眺めることができる癒しの空間を作り出してくれます。いつもありがとう、と丁寧にお手入れして永く使い続けていきたいものですよね。
この記事へのコメントはありません。