薪ストーブの燃料となる薪は、自然の中で生きていた木ですので、虫が住みついていることももちろんあります。
自然乾燥の薪の場合は、虫がいると思って扱ったほうが間違いありません。
薪ストーブに投入するために、薪棚から宅内に薪を運び入れます。
薪は運び入れても、なるべく虫はご遠慮いただきたいですよね。
薪には虫がいると思った方がいい
どこかから薪を購入しない限り、大抵の薪は自然乾燥です。
その場合、薪の中に虫はいないよねと思う(願う)よりも、虫くらいはいるよねと思った方が良いのです。
「虫はいる」と思って扱えば、家の中に運び入れる前に、汚れを落とすように薪同士で叩いてそれを落とせます。
それでも虫はいるのですが。
薪に潜む代表的な虫
薪に潜む代表的な虫は、カミキリムシ、テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)、カメムシ、クモなどです。
薪の皮の裏に潜んでいる虫もいますので、皮付きのまま焚く場合はその存在に気が付きにくいのです。
虫を寄せ付けない為にすること
薪を扱う以上、虫ともそれなりに付き合っていかなければいけないというのは覚悟です。
それでもできることなら遭遇したくはないですよね。
薪にする前に雨ざらし
玉切り後の薪をしばらく雨ざらしにすると皮の裏などに潜んでいる虫の対策になります。原木の状態ではあまり効果はないようです。
また、菌の繁殖という意味では、雨ざらしには限度があります。
大切な薪に、「キノコやカビがぁ」ってことにならないように気をつける必要があります。
薪を地面に付けておかない
薪を地面に付けたままにしておかないことです。
玉切りする前の状態ならまだしも、玉切りして、薪割りした状態ではなるべく地面から離れた状態の薪棚に積み上げることです。
薪同士を打ち付けて払い落とす
部屋の中に虫を持ち込まない為に、薪同士を一度「コンコン」と打ち付けてから運び入れるようにしています。
らくまき庵では、乾燥用の薪棚と、勝手口近くの薪棚と2箇所あり、その移動の際にも多少は虫が落とされています(と、信じてます)。
薪棚に積み上げるときもなるべくガチャガチャとやるようにしてます。
薪棚から取り出す時は注意
薪を棚から取り出す時は、まれに何かがいますのでご注意ください。
らくまき庵では、万が一の虫との遭遇と、怪我防止のため、長袖を着て薪棚に薪を取りに行きます。
薪を取りにいくのはほとんどが夜ですので虫を見つけることが難しいですが、何かいたそんな時は、お~自然を感じるな~、なんて言いながら、ほうきで払ったり虫除けスプレーをかけたり菊花せんこうを焚いたりしています。
勝手口を開けたら虫が入り込んでくる
薪ストーブを使っていると、薪棚から薪を調達するために勝手口を開けて出入りします。
薪と一緒に虫を運び入れる以前に、勝手口を開けた途端に虫が飛び込んでくることもあります。
「あぁ、入ってきちゃったんだね」という、適度な寛大さも必要です。
でも、これもすぐに習得できるでしょうが。
薪ストーブとは関係なく、庭の草取りは虫対策にとって重要です。草取り鎌や千吉 雑草抜き テコ付 SGJ-9を使っています。
最後に・・・
点火してのんびり炎を眺めていたら、薪ストーブの中で何やら動くものが・・何と!ハチ!!bee!!
家の中で飛ばなくてよかったな、とホッとしましたが、刺されるかもしれなので扉を開けるわけにもいかず・・ごめんなさい。
火のある暮らしというのは、自然と付き合うということと同義なのかも知れません。
虫との共存は考えないまでも、ある程度のゆとりを持った構え方は持ち合わせていなければなりませんね。
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